- 小松市よした眼科クリニック 営業時間
- 午前 9:00~12:00
午後 15:00~18:00
(土曜日13:00まで)
※2022年1月から受付時間 17:30まで休診日 水曜日午後・金曜日午後
土曜日午後・日曜祝日
- よした眼科クリニック
- 〒 923-0302
住所 石川県小松市符津町ム91
電話 0761−58−1010
診療について
ドライアイとは?
『様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴う』と定義されています。涙の量が減ってしまう「量的な異常」、涙の性質や涙を保持する能力が変化する「質的な異常」を認めます。
ドライアイの症状はさまざまですが、下記のような症状はドライアイかもしれません。
- ■目が疲れる
- ■目がごろごろする
- ■目が乾いた感じがする
- ■目に不快感がある
- ■目がヒリヒリ痛い
- ■目が赤い
- ■朝目が開けにくい
- ■目がくしゃくしゃする
- ■白っぽい目ヤニがでる
- ■なんとなく見辛い
- ■時々かすんで見える
- ■最近少し視力が低下したようだ
ドライアイの原因
ドライアイは一般的に、環境要因が大きいと考えられています。パソコンやテレビ、スマートフォンの画面などのモニターを見続ける生活により、まばたきが減少して涙が乾きやすくなります。室内の エアコンによる空調により室内が乾燥しがちです。 コンタクトレンズの長期・長時間装用や、食生活の変化、運動不足などの関与も指摘されています。
ドライアイの治療
なみだ(涙液)は角膜側からムチン層、水層、油層の3層構造になっております。点眼治療として、水分を補う人口涙液、涙液を保持する目的でヒアルロン酸が入った点眼薬を使用します。ムチン分泌させ涙液を安定化させる点眼薬もございます。
そのほかに涙の出口をふさぐことで十分な涙が目に溜まるようにするのが涙点プラグという治療があります。
プラグには液体コラーゲンプラグと固形のプラグがあります。
その他
ドライアイと似た症状を示す疾患としてマイボーム腺機能不全、結膜弛緩症があります。
- ※マイボーム腺機能不全〜最近の疫学調査で、ドライアイ全体の約86%はマイボーム腺機能が低下することによっておこることが明らかになりました。
- マイボーム腺は眼瞼に存在する外分泌腺で、涙液の油層を分泌し涙液の蒸発を抑制しています。
- マイボーム腺機能不全により涙液の油に異常をきたし、慢性の目の不快感を伴います。
- マイボーム腺機能不全の治療として
- 温罨法
- 眼瞼を温めて固まった油を融解し、分泌を促進させます。
- 眼瞼清拭
- マイボーム腺用の清拭綿や目元用クレンジング商品が市販されています。洗顔と同様に朝晩の2回、習慣化して行うのが理想的です。
- 油層の補充
- 眼軟膏の微量投与が有効とされています。
- ※結膜弛緩症
- 下まぶたに沿って弛緩結膜が存在するため、そこに涙がたまってしまい、 肝心な角膜に涙が行き渡らなくなり、ドライアイと同じ状態になります。